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線と言葉 楠本まきの仕事

2,200円

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漫画家・楠本まき作品を読み解く、待望の書。 1984年のデビュー以来、時代に先んじたスタンスとスタイルで作品を創造し、進化させてきた楠本まき。研ぎ澄まされた言葉と黒と白の描線によって構成された画面、装幀へのこだわりも含め、比類なき美学を貫き続ける。その創作の原点。 京都国際マンガミュージアムでの個展にあわせ、同館長荒俣宏による談話をはじめ、詩人、キュレーター、編集者らによる寄稿。初公開の制作ラフスケッチほか、対談、インタヴューも収録。これまで語られてこなかった楠本まきを読み解く初の試み。 ____________ 本書は、楠本初の本格的な展覧会「線と言葉・楠本まきの仕事」展(京都国際マンガミュージアム)に連動し、その作品を多角的に読み解く初めての書として編まれました。 線と言葉、デカダンス、スタイルアイコン、パーフェクショニストといった、楠本作品を特徴づける章立ての中に、同ミュージアム館長で、初期の頃から楠本を評価していた作家・博物学者の荒俣宏ほか、詩人、キュレーター、研究者によるエッセイ・論考、編集者、ブックデザイナーとの対談、楠本へのインタビュー、意匠を凝らした装幀の目録、単行本解説等を収録。合間に挿まれるのは、楠本自身が選んだ原稿、下絵、言葉の数々。一本の線から一つの言葉に至るまで、陳腐さに対する非寛容と細部へのこだわりが透徹します。 「KISSxxxx」「Kの葬列」「致死量ドーリス」をはじめ、楠本まきの耽美で退廃的、巧緻でスタイリッシュな世界は、世代や国境を超えた評価を得ながら、各方面に影響を与え、読み継がれてきました。本書が楠本作品の新たな魅力を読み解く鍵になれば幸いです。 ______________________________ 【目次】 第1章 線と言葉 Lines and Words      第2章 デカダンス The Scent of Decadence      第3章 スタイルアイコン Style Icon      第4章 パーフェクショニスト Perfectionist               第5章 ノンコンフォーミスト The Non-conformist      第6章 間にあるもの Between and Beyond      はじめに      君は僕じゃないし僕は君じゃない  三角みづ紀       「瘦せる快楽主義」荒俣宏、楠本まきを語る 荒俣宏       ✴︎対談 線と言葉-総合芸術としての漫画  楠本まき×徳永真        他者の視点とのコラボレーション  楠本まき×秋田和徳         新しい世界へ―言葉の力  楠本まき×楠本亜紀           ✴︎論考 楠本まき論 解放と連帯のメディアとしての少女漫画  藪前知子     楠本まきはなぜ論じられてこなかったのか  イトウユウ        ✴︎essays & comments アイデンティティとしてのファッション  磯本美穂     何も起きない平穏な日々のロック  島田一志              ニコラス・ボルノフ Nicholas Bornoff                伊藤美保                                ポール・グラヴェット  Paul Gravett                  ✴︎インタビュー 楠本まきが語る 漫画で辿る 漫画家楠本まきが出来るまで       ✴︎装幀解説 楠本まき                             ✴︎作品解説                             ✴︎略年譜                              ✴︎終わりに 楠本まき     _______________________________ 楠本まき プロフィール 16歳の時に『週刊マーガレット』でデビュー。その後、「KISSxxxx」(集英社)、「Kの葬列」(集英社)、「致死量ドーリス」(祥伝社)などの作品で熱狂的な人気を博した。2020年には最新作『赤白つるばみ・裏/火星は錆でできていて赤いのだ』(集英社)を刊行。フランス、イタリア、アメリカ、韓国など、海外でも翻訳本が出版されている。イギリス在住。 _______________________________ 書籍 線と言葉 楠本まきの仕事 著者 楠本まき 装丁・デザイン 秋田和徳+楠本まき 編集 Landschaft 刊行日:2021年7月15日 本体 2,000円+税 128頁/A5版 ISBN 978-4-910238-01-2

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